2015年考古学者

2015年考古学者

発掘に関わった考古学者

発掘第1期では考古学者13名が各地区に参加しました。続いて、プロジェクトに参加した考古学者の略歴を紹介します(カッコ内は参加年)。


Sarah Baltzel (2015)

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カリフォルニア大学サンタバーバラ校卒業(考古学)、カリフォルニア大学サンディエゴ校修士・博士。先スペイン期アンデス・埋葬考古学を専門。2004年よりペルー海岸砂漠地帯に携わり、ティワナク(500-1000年)や他遺跡にて発掘、埋葬状況を分析。埋葬儀式、物質文化(主に織物、土器)、生態考古学、社会体制、アンデス考古学等を研究。アメリカ大陸の他地域における初期国家と都市社会の形成を比較的に捉えるべく2015年、テオティワカン・石柱の広場コンプレックス・プロジェクトに参加しました。


Yuta Chiba  千葉裕太 (2015, 2016)

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 愛知県立大学外国語学部卒業(外国研究)、国際文化研究科博士前期課程修了(修士:国際文化)、現在は同研究科博士後期課程に在籍。2011年にテオティワカン遺跡、ラ・ベンティージャ考古学プロジェクトに参加。近年は黒曜石や琥珀、真珠など各種貴石の象徴利用に注目し、物質文化研究を行っています。修士論文を基にした論文「植民地期初期メキシコ中央高原の史料に見る黒曜石の呪医的利用―物質化された治癒神の特性―」(2015)などを発表。テオティワカンの他、チョルーラやテンプロ・マヨールなどのメキシコの遺跡、ホンジュラスのコパン遺跡で、黒曜石の分析や測量調査に参加。本プロジェクトでは発掘と測量を担当しています。


Ángel Corona Muñoz (2015)

第1期参加(A地区)。


Teresa Hsu (2015, 2016)

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スミソニアン国立自然史博物館・Programa de Ecología Humana y Arqueobiología (PHEA、人間環境・生物考古学プログラム)マネージャー。イギリス・サウサンプトン大学修士(骨考古学)。同大学では、南米の更新世層から見つかったグアナコのDNAを元に調査を実施。近年では西半球のラクダ科やウマ科の大形動物を扱う一方で、法人類学、ヒトの骨学、動物のドメスティケーション、比較機能形態学を研究。

2011年からスミソニアン博物館にてPHEAの現代・考古・古生物の自然遺物や骨の収集に関する保存・管理を担当。2015年よりプロジェクト参加、C地区での発掘にて出土品の管理をサポート。以前、テオティワカンで発掘された「人間の顎骨で作られた首飾り」の修復のように、本プロジェクトでも彼女の知見が役に立っています。


Mariela Pérez Antonio (2015, 2016, 2017)

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ベラクルス州立大学卒業、(学士論文 "Utilidad pública y social de la investigación arqueológica en Teotihuacán")。複数の発掘プロジェクトに参加、2011年Proyecto Arqueológico Río de los Pescadosにおいてベラクルス州中心部の半砂漠地帯で発掘を開始。2012年、テオティワカン遺跡での"El sistema Urbano de la Ventilla"プロジェクト、カンペチェ州・エル・パルマール遺跡での"Urbanización del espacio social en las tierras bajas mayas"考古プロジェクトでの遺物分析に参加。同年、エステロ・ラボン遺跡での"Reconstruyendo la vida de los Olmecas" 考古プロジェクトでは発掘と遺物分析を担当。テオティワカン考古地域での石柱の広場コンプレックス・プロジェクトに2015年、2016年参加、第1期の土器分析を担当しています。


Omar Rodríguez Campero (2015, 2016)

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メキシコ国立人類学歴史学大学(ENAH)卒業後、メソアメリカ文化、特にマヤ文化研究に20年携わっています。

カラクルム、バランク、ズィビルノカック遺跡(全てカンペチェ州)調査プロジェクト責任者。チャピンゴ自治大学、Laboratorios y Apoyo Académico del INAHによるトクイラ(テスココ)での古生物学調査プロジェクト、メスキタル谷(イダルゴ州)での形成期調査プロジェクト参加。

2003~2006年、マヤ・古代都市カラクルム責任者、計画策定と遺跡のグラフィック化を実施。考古遺産における建造物の保全活動に定評があります。


Adriana Sánchez López (2015, 2016)

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メキシコ国立人類学歴史学大学考古学部助手。学位論文のテーマはテオティワカン遺跡の特定地域における解釈理論について。

考古遺産保全に関してメキシコ・シティ歴史地区の複数プロジェクトに参加、そこで得た知見から、el Proyecto Río de San Francisco(プエブラ市)に参加。以後13年に渡りマヤ地域に携わり、タバスケーニョ遺跡調査(チェネス地方)責任者。INAHカンペチェセンターにて親子向けのワークショップを行い、考古学の普及に努めています。

2011年3月からテオティワカン遺跡での複数プロジェクト(ケツァルパパロトルの神殿・ジャガーの神殿保全プロジェクト、月の広場・建造物Ⅰ保全プロジェクト)に参加。


Ariel Texis Muñoz (2015, 2016)

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考古学者(ラス・アメリカス・プエブラ大学)、トラランカレカ考古学プロジェクト(プエブラ)調査員。メキシコで最も小さいトラスカラ州出身で、現在もナワトル系住民が住むことから、ナワトル文化の影響を受けて育ち、古代から受け継いだもの(有形無形問わず)を残したいと思うようになりました。小さい頃から考古学への興味を持ち、やがて人類学を学ぶことにしました。子どもの頃から接してきた遺産の保全のためです。2010年、ラス・アメリカス・プエブラ大学人類学学科に入学し、考古学を専攻。テペティクパク遺跡(トラスカラ)、ヤスナ遺跡(ユカタン)、チョルーラでの考古遺産保全、近年トラランカレカ遺跡にて自身のプロジェクトであるTlalancaleca: cerámica y dinámicas regionalesに参加しています。


Adriana Isabel Vera Martínez (2015)

第1期参加(A地区)。


Gabriel Vicencio Castellanos (2015)

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ラス・アメリカス・プエブラ大学 (UDLA) 卒業、考古学者。2008年、マヤ地域での el Projecto de Interacción Política en el Centro de Yucatánで発掘を始め、最初の3年間はヤスナ遺跡に関わりながら、ユカタン半島中央部での洞窟プロジェクトに参加。

2012年に黒曜石の分析を専門、学士論文 "Las navajas en Tepeticpac´análisis de obsidiana en un conjunto arquitectónico en el sitio de Tepeticpac, Tlaxcala" (Proyecto Arqueológico Tepeticpac, Tlaxcala)。テオティワカン・マッピング・プロジェクトに参加、テオティワカン人の工房跡から見つかった黒曜石製品の一部を分析しています。

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